イタリアン・スクーター・JT工房


ジュンタローと申します。横浜市鶴見区で、趣味と実益を兼ねて、イタスク・台湾スクを中心に、メンテ・改造しています。周りに診てくれるショップがなくお困りの方、お気軽にご相談下さいね(**@gmail.com)。
by koha67
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車メーカーの技術屋や、イタリアン・バイクの整備士などを経験しつつ、現在は趣味でイタリアン・スクーターや台湾スクーターにハマっております。マイナーなバイクゆえに、診てくれるバイク屋がなく、困ってる人の助けになればと思い、ブログで整備&改造のネタを紹介しております。自力ではちょっと・・という方は、本業の合間になってしまいますが、ガレージでの整備&改造も承っております。お気軽に、下記アドレスまでご相談下さい。by ジュンタロー(**@gmail.com)
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キムコ・スーパー9s (KYMCO Super9s) インプレ

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原付離れした過剰装備と大柄な車体がチャームポイントの原付スクーター。見た目はスポーツスクーターですが、乗ってみると、キャスターが寝ていて穏やかなハンドリングと柔らかなサス、高いハンドル位置など、結構ラグジー志向で、万人受けする味付けだというのが分かります。ランナーのような癖がないので、安心して万人にオススメ出来ますね。誰もが乗り易い欠点の少ないバイクと思う事ウケアイ。この大柄な車体には、やはりボアアップはデフォルトな気がします。ハイパワーな水冷2stとは言え、50ではさすがに力不足。マロッシの72ccを入れれば、全域トルクアップして、出だしから最高速まで全てアップ!パワーと車格がちょうどバランスしてる感じ。でも、スポーツスクーターではないので、過激なチューニングは似合いません。というか、バイクが嫌がるので、ボア+ハイスピードプーリーくらいのライトチューン程度に抑えておくのが無難です。無理させるとバランスが崩れるばっかりで、結果が出ないか、極端に耐久性が落ちる事になります。チャンバー入れてブンブン回すのは、結構リスキーです。
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(長所)
・前後ディスク。この立派なディスクは見せ掛けだけかいっ!というバイクがたまにありますが、コイツの前後ブレーキは文句の付けようがありません。カチッとしたコントロール性、効き具合ともに秀逸です。純正パッドでも全く問題なし。効きだけでなく、ダストも少なく、何とフロントでも2万キロは持ってしまう経済性の高さ♪
・ベストなサイズ。小さ過ぎず大き過ぎずで、適度なユッタリ感があります。ツーリングで連続300km走りましたが、驚くほど疲れませんでした。タンデムしても、意外なほどユッタリしてるんですよ。通勤・ツーリング・タンデムと何でもこなせるベストなサイズ!
・ゆったりポジション。シートとステップが思いのほか広いので、足を投げ出してのんびりクルージングしたり、足を後ろに持って行き、果敢にコーナリングしたりと、ポジションの自由度が高いんです。そのためか、ロングツーリングでも疲れ知らずですね。
・真面目な設計。キムコというメーカーは、台湾ヤマハやSYM、PGOなど台湾メーカーの中で、一番作りが良い印象です。例えばカウルを外す時、ガッチリとした爪やその厚みに驚いた人は多いのでは?ネジを外しても、カウルはビクともしません(^_^;)。グランドディンクも同じような感じです。
・暑さに強い。常夏の台湾車全般に言えるのかな?オーバーヒートとは無縁の冷却効果の高い設計がされてます。逆に、冬はオーバークールになってしまうので、ラジエータをガムテで塞ぐと、エンジンの調子が良いですヨ。これは台湾ヤマハのコマジェも一緒。でも、塞ぐなら事前に水温計を付けて、キチンと温度管理してないとダメですよ~(^_^;)。

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(短所)
・ちょっと重い。カウルやそれぞれのパーツが重い・・。スイングアームも、別になくても良くね?とか、真面目な車体作りの副作用で、ちょっと50ccでは辛い重量。反面、その過剰装備が所有欲を満たすんですけどね~。ランナーやSRのような、スポーツスクーター独特のヒラリヒラリとした動きは出来ません。良くも悪くもドッシリ感があります。一概に短所とは呼べず、安定感を好む人には、長所となりますね。
・フレーム剛性不足。センタートンネルがあるように見せ掛けてますが、実はフロア部分はフラットです(^_^;)。トンネルに見える部分は小物入れ。そのせいで、ちょっと剛性が・・。ギャップを踏むと、ハンドルが前後にブルルン!と揺れてしまいます。SS車みたく、センターに補強パイプを通してみたいですね。
・ボア必須。この大きさと重さで50ccでは、いくら水冷とはいえ、どうしてもアンダーパワーです。50ccのパワーでは、この車体が本領発揮出来ないので、ぜひマロッシ・ボアキットを入れて下さいな。
・柔らか過ぎるシート。最初は良いのですが、長く乗ってると、ちょっとお尻が痛くなってしまいます。ボヨ~ンと間延びしたデザインもイマイチ。
・弱いウォーターポンプ。これがS9sの一番の悩みのタネ?(^_^;) 構造上1~2万キロで、交換の必要が出て来るウォーポンのシール。右のポンプケースの小さな穴からLLCの垂れた筋が付いてたらアウトです。この穴から漏れ出たという事は、シールとベアリングをLLCが通過したという証拠なんです。すぐにシールとベアリングを交換しないと、交換するパーツが増えて行きますヨ~。
交換は結構簡単な作業なのが救いです。ランナーなんかだと、エンジンを下ろしてクランクを割って・・、と最悪ですから(^_^;)

ちなみに下の写真は純正とマロボアの比較。内径の違いは歴然ですね!しかし、純正のポートの大きさもなかなか大したモノです。
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by koha67 | 2009-09-12 02:15 | キムコ・スーパー9
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