イタリアン・スクーター・JT工房


ジュンタローと申します。横浜市鶴見区で、趣味と実益を兼ねて、イタスク・台湾スクを中心に、メンテ・改造しています。周りに診てくれるショップがなくお困りの方、お気軽にご相談下さいね(**@gmail.com)。
by koha67
カテゴリ
全体
ジレラ・ランナー
イタルジェット・ドラッグスター
ピアジオ・ZIP
アプリリア・エリア51
プジョー・スピードファイト
マラグーティ・F12ファントム
PGO・PMX
キムコ・スーパー9
ヤマハ・マジェスティ125
アプリリア・スポーツシティ
キムコ・グランドディンク
デルビ・GP1 250
ジレラ・タイフーン
アプリリア・SR50
未分類
以前の記事
フォロー中のブログ
プロフィール
車メーカーの技術屋や、イタリアン・バイクの整備士などを経験しつつ、現在は趣味でイタリアン・スクーターや台湾スクーターにハマっております。マイナーなバイクゆえに、診てくれるバイク屋がなく、困ってる人の助けになればと思い、ブログで整備&改造のネタを紹介しております。自力ではちょっと・・という方は、本業の合間になってしまいますが、ガレージでの整備&改造も承っております。お気軽に、下記アドレスまでご相談下さい。by ジュンタロー(**@gmail.com)
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2010年 04月 ( 1 )   > この月の画像一覧


アプリリア・SR50 フォークオイル交換

b0160295_4403256.jpg
SR50は、年式で様々なエンジンがある変わった車種ですが、今回はキャブ+ピアジオ・ハイパー2プロ・エンジン搭載の最強と言えるSRです。
で、今回のお題は、エンジンのチューニングではありません(^_^;)。レオビンチZXチャンバーだけでかなり速いので、不満はないですね!出だしのモッサリもなく、実に良い加速をします。
さて、本題です。写真を見てまず目が行くのは、フロントフォークでしょう!SRにマロの32Sフォークなんてあったっけ??と。さらに、あれ?12インチホイールじゃね?(純正は13)という訳で、ワンオフでランナーの足廻りを移植したSRなんです。オーナーさんの愛と気合を感じますね(^o^)。
小金井のショップでワンオフ製作されたこのSRですが、取り付け後3000kmほどでフロントの動きが非常に悪くなってしまい、怖くてまともに曲がれないとの事。動作を確認してみると、確かにダンパーはスッカスカです(^_^;)。安っぽい国産原チャみたいにピョコピョコして、高級マロサスとは思えません。試乗してみると、インチダウン+フロント下がり+立ちキャスター+ケツ上がり+曲がるタイヤ(パイスポ)の合わせ技で、メチャクチャにハンドルが切れ込みます!+スカスカのサス。ギャップでは突き上げも酷い。こ、これは怖い(^_^;)。

元々が中古のサスとの事で、だいぶヤレてます。取り付け前にフルOHされているとの事ですが、たった3000kmでこの状態は、う~ん・・。
で、ウチの定番メンテ。フォークオイルのフラッシング&交換。何とも地味で面倒な作業ですが、これが驚くほど効くんです。それと、ブレーキの引き摺りも激しく、走行中鳴きっ放しで、タイヤを空転させてもすぐに止まる状態だったので、キャリパーのセミOHもする事にしました。

現状を注意深くチェックしながら、フロントサスを外します。これはとても重要な事で、現在の取り付け状態や、パーツの状況を細かく観察しながらバラさないといけません。調子の乗ってサクサクとバラしてしまうと、将来不具合になるだろう、小さな火種を見逃してしまいます。せっかくバラすのですから、その周辺部分にも問題点がないか、全て洗い出すつもりでバラしましょう。良く「オレは○○の交換なら30分でやれたぜ~」とか、早さを主張する人がいますが、レースのピットワークでもなければ、何の自慢にもなりません。滅多にバラさない部位ほど、ジックリ時間を掛けて整備した方が良いと考えます。

フォークを抜いたらオイルの汚れと油面を計ります。フルオーバーホール後3000kmとは思えないドス黒さ。ムムム・・。シール類の状態は問題ありません。しかし、恐ろしい事が発覚!なんと左側はオイルが満タンです(^_^;)。オーナーさんが、「最初の頃だけ、減衰ネジの隙間からオイルが滲んだ事がある」と言ってたのを思い出しました。ストロークした時に溢れていたんでしょうね・・。取り付けたメカニックは、相当慌てて作業したのでしょうか・・?

さて、黒かったオイルも3回フラッシング作業した後は、汚れる事もなくなりました。疲れて腕はもうパンパンです(^_^;)。でも、サスの動きは手で動かしただけでもハッキリと違いが現れています。作業前はギチギチと縮み、スカッと伸びていたのが、作業後は正反対に、スッと縮んで、ジワワッと伸びます。実にダンパーらしい動きですね。車体に組んで走るのが楽しみになります。

次はブレーキです。外観はかなりキレイで、ピストンもピカピカしてました。実に状態の良いキャリパーです。しかし、少し戻りが悪くなっていたので、揉み出し作業をしてやります。まだシールはヤレてないので、作業後は新品のようにピストンがスムーズに動くようになりました。では酷い引き摺りの原因は何か?それは、片押しキャリパーならではのスライドピンにありました。なんとピンにグリスが全く付いてなかったのです。ムムム・・。バラす前のチェックで、キャリパーが全然スライドしてくれなかったので、グリスの固着かな?と、目星は付けていたのですが、まさかグリスなしとは(^_^;)。やっぱり取り付けたメカニックは慌てて作業してたのかな・・?(-_-;)
放っておくと、硬いピンにキャリパーの穴が削れて広がってしまい、キャリパー交換となってしまいますから、早めに対処出来て良かったです。

さて、試乗です。ピョコピョコしていたフロントサスは、高級マロサスらしいシットリとした動きに激変(^.^)。曲がり過ぎるハンドリングは、今後アチコチをイジって行かないといけませんが・・。
ブレーキは、軽く擦る程度の普通の状態に戻りました。
今回整備したSRはもう3万キロオーバーも走り回ってますが、凄く大事にされていて、新車のようにピカピカ!実に気持ち良く整備出来たのでした。メデタシメデタシ。
[PR]

by koha67 | 2010-04-04 04:44 | アプリリア・SR50